詩人 大手礼二郎の世界
詩の味わい
このページは、無名詩人 大手礼二郎(故人)の詩と、古今東西にわたる多くの詩人の有名詩を歌っていくページです。大手礼二郎詩集「風の思惑」と未刊の第二詩集以後、補遺、その他、管理人が好きな詩を中心に紹介して行きます。
ページ
ホーム
大手礼二郎
リンク
メール
2010年10月30日土曜日
大手礼二郎 秋像
白じろと
ジルベルの流れの中に
くさわけて そっとたつもの
おいしげる しじまの奥に
故なくて そっとたつもの
その末に 星のしたたり
その本に すだく虫の音
一つつらなる
木がくれの 時のおとない
身にしみて そっとたつもの
白じろと
ジルベルの流れの中に
おののきて そっとたつもの
大手礼二郎「風の思惑」収録
0 件のコメント:
コメントを投稿
次の投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿